準備委員長挨拶

岡山大会へのお誘い

日本健康心理学会第29回大会準備委員長
田中 共子(岡山大学)

 2016年度の日本健康心理学会の年次大会は、岡山大学で開催されます。11月19日・20日という、ちょうど紅葉の美しい時期です。キャンパスの表参道とも呼べる、豊かな銀杏並木のもとに歩を進めると、自然豊かな半田山を背景にして、色鮮やかな葉の絨毯に彩られたキャンパスが、皆様をお迎えいたします。

 岡山は交通の便が良い、交通の要所です。岡山空港、山陽新幹線、山陰や四国を結ぶJR,戸大橋、山陽自動車道、岡山自動車道、長距離バスなどが、海と陸と空から、岡山への快適なアクセスを支えています。東京や大阪はもちろん、九州や四国、北海道や沖縄からの移動も便利です。

 岡山では、おいしいもの素敵な風景に出会えます。晴天日の多い「晴れの国岡山」は、果物王国で農業が盛んです。瀬戸内の多島美と海産物も魅力です。中国山地には紅葉の名所や山あいの温泉、鍾乳洞などが連なり、一歩奥座敷へと歩めば、自然豊かな癒しの世界に包まれます。歴史ロマンには、日本三大名園の一つである岡山城の後楽園、黒田勘兵衛の水攻めで知られる備中高松城、雲海に浮かぶ幻想的な姿を見せてくれる備中松山城があります。倉敷は古い町並みと美術館を擁する趣のある街で、ふと時を超えてしまったようなタイムスリップ感が楽しめます。

 今回の大会は、夏の国際心理学会議とアジア健康心理学会議の後を受けて行われます。海外とのつながりを意識した我々が、いかに平素の活動を充実させていくかを考える時期といえます。テーマは、「健康のグローカル・パースペクティブ」です。
 我々が世界と繋がる方法は、中央を介したり国を挙げての活動に従事したりするだけではなく、日常の活動を、世界各地の日常と直接つなぐという考え方もできます。つまり我々の平素の活動を、世界の同じような研究者の活動と重ねていき、無理せず自然に、地に足の着いたつながりを育てていくことを、岡山の豊かな風土の中で考えたいと思います。

 そこで特別講演は、国際的な医療支援を行うNPO法人、AMDAから講師をお呼びします。岡山を拠点に海外の各地と結びつきを深め、ローカルとローカルのつながりによるグローバル、すなわちグローカルな活動を根付かせている団体です。

 準備委員会企画には、若手対象の教育企画を考えています。国際学会で発表してみたいけれど、どうやるのだろう、と思う方々の背中を優しく押すため、英語プレゼンテーションの研修を企画します。岡山大学の大学院で同種の授業をしている、日本語の通じる外国人の先生をお呼びします。自分の研究を世界に届けて、明日の研究ネットワークに参加してください。

 ほかに今年度も、各種委員会企画が行われます。会員による企画も募集します。ポスター発表にも大いに参加してください。研究の発表と交流が、年次大会の柱です。地域色を活かした懇親会などの交流も、ご期待ください。
 我々の平素の活動をますます充実させ、広がりを意識しながら研究をさらに進めていく、豊かな自然と史跡の中の年次大会がそのよすがとなれば幸いです。

いざ!岡山へ!!ー岡山大会の魅力