研究推進活動

2018年度

一般社団法人 日本健康心理学会第31回大会 日本ヒューマン・ケア心理学会第20回大会 合同大会 日本健康心理学会研究推進委員会企画ワークショップ
「健康心理学テクニカルワークショップ 論文ではわからない研究・実践の『コツ』を知る」(発表要旨)

日本健康心理学会研究推進委員会

 近年の研究手法の発展に伴い,健康心理学分野においても,認知課題や脳画像など,さまざまな方法論が導入されるようになった。このような方法論の導入は,健康心理学分野に新たな知見を提供し,研究領域のさらなる発展に寄与することが期待される。そこで,日本健康心理学会第31回大会(京都橘大学)の日本健康心理学会研究推進委員会企画として,健康心理学研究における新たな方法論の使用の促進を目的とした健康心理学テクニカルワークショップを行った。当日は,論文上では知ることのできない技術的な「コツ」を,それぞれの分野の第一線でご活曜される先生方からご紹介いただいた。

・気分の問題に関わる研究・臨床実践の方法論 話題提供者:金井 嘉宏 先生(東北学院大学)
 本話題提供では,臨床心理学(とりわけ認知行動療法)の立場から,研究や心理臨床実践を進める上でのコツについて発表がなされた。具体的には,話題提供者がこれまで行ってきた不安に関する基礎的研究(事象関連電位などの生理指標を用いた研究)や不安症に対する心理臨床実践などから,認知行動療法の研究と実践を進める上でのデータ収集のコツなどについて話題提供がされた。

・運動習慣に関わる研究の方法論 話題提供者:原田 和弘 先生(神戸大学)
 本話題提供では,運動習慣に関する健康心理学の立場から,研究を進める上でのコツについて発表がなされた。具体的には,話題提供者のこれまでの研究を例に挙げながら,研究の着想を生み出すコツ,質の高い研究デザインを採用するためのコツ,研究成果を効率良く発表するためのコツ,などについて話題提供がされた。

・健康行動変容を意図した心理学的介入の実践と研究 話題提供者:島崎 崇史 先生(上智大学)
 本話題提供では,健康行動変容に関する健康心理学の立場から,研究を進める上でのコツについて発表がなされた。具体的には,健康行動変容を意図した心理学的介入の地域での実践例に基づいて,地域における研究実践のコツ,それらの研究成果を論文として発表するコツ,などについて話題提供がされた。

・健康心理学研究に寄与する生理指標を用いた方法論 話題提供者:井澤 修平 先生(労働安全衛生総合研究所)
 本話題提供では,生理指標を用いた健康心理学研究の立場から,研究を進める上でのコツについて発表がなされた。具体的には,話題提供者が実際に行った生理指標(唾液中バイオマーカー)を用いた研究を紹介しながら,生理指標を研究で用いる際の留意点やコツなどについて話題提供がされた。

・多施設におけるデータ収集の方法論 話題提供者:野村 和孝 先生(早稲田大学)
 本話題提供では,多施設におけるデータ収集を行うコツについて発表がなされた。具体的には,これまで話題提供者が実際に研究を進めてきた刑務所や更生保護施設などのさまざまな領域における研究実践に基づいて,多施設でのデータ収集のコツについて話題提供がされた。

 なお,この度,先生方にご紹介いただいた内容の一部を公開する許可をいただいたので,資料をご希望の方はjahp2018work@gmail.comにお問い合わせ下さい。

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